コロナ禍がゼネコン各社に与えた影響
【2021年度 第1、2、3四半期報告書より】
はじめに
コロナ禍の建設業への影響は他業種と比較し比較的小さいと言われています。
実際のところ、どの程度の影響があったのか気になったので調べてみました。
今回はゼネコン各社の
・「2021年度 第1四半期報告書」(2020年4月1日~2020年6月30日)
・「2021年度 第2四半期報告書」(2020年7月1日~2020年9月30日)
・「2021年度 第3四半期報告書」(2020年10月1日~2020年12月31日)
からコロナ禍における業績変化を調べてみました。
四半期報告書とは
3ヶ月に一度、投資家に向けて業績などの企業情報を開示する資料のことです。
上場企業の場合金融商品取引法により、公開が義務付けられており、
企業のHP上で誰でも閲覧することができます。
各社の業績変化
各企業の土木と建築の売上高と営業利益の前年同期比をまとめます。
■第1四半期
建築では、鹿島建設を除き減収減益のようです。
土木では、鹿島建設と戸田建設を除き減収減益です。
■第2四半期
建築では、全社で減収減益のようです。
土木では、大林組と鹿島建設を除き減収減益です。
■第3四半期
建築では、全社で減収減益のようです。
土木では、鹿島建設を除き減収減益です。
この影響が単純にコロナ禍によるものとは言えないと思いますが、
各社少なからず影響を受けていることが分かりました。
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