【就活・スーパーゼネコン5社をランキングで比較】~大手ゼネコン5社を研究開発費の観点で比べてみた!!~

スーパーゼネコンのうち、どこ受けたら良いか分からないなー
どの会社も同じに見える。。

どこも素晴らしいけど、企業の研究開発費もひとつの評価軸になるかもね。
研究開発に力を入れている企業は、未来への投資に積極的ということ。
中長期的に業界を引っ張っていく存在になれる可能性が高いと考えられます。
今回の比較項目
研究開発費
研究開発費には技術開発や研究に関わる社員の人件費、研究開発のために必要な費用、研究施設の減価償却費などが含まれます。
売上高や、利益との割合を見ることで、相対的にどの企業が積極的に技術開発に力を入れているのかを分析することができます。
今回は、スーパーゼネコン5社の2016年度~2019年の年度を比較してみました。
なお、各社ともに子会社、関連会社をあわせた連結決算の値を使用しています。
比較結果
研究開発費
各社とも近年研究開発費を増加させています。
近年、建設業界ではICTやAIの導入に向けた技術開発に各社こぞって取り組んでいます。
そのような業界の動きが数字として現れているのでは無いでしょうか?
中でも鹿島建設の近年の伸びが大きいです。
売上高に占める研究開発費の割合
各社とも近年売上高にしめる研究開発費を増加させている傾向です。
大成建設の研究開発費が売上高に対して多い傾向にあるようです。
また、やはり鹿島建設の近年の伸びが大きいです。2018年度から研究開発にアクセルをふかしていることがわかります。
営業利益に占める研究開発費の割合
各社とも2017年度から2019年度にかけて営業利益にしめる研究開発費を増加させている傾向です。
近年は竹中工務店が研究開発費の割合が多い傾向にあります。
※営業利益とは
売上高から売上原価、販売費、一般管理費などを除いた価格です。
売上から材料費、人件費、建設機械レンタル料など、様々なコストを除いた利益になります。
建設工事に伴って得た利益と理解すれば問題ありません。
まとめ
今回はスーパーゼネコン5社について、研究開発費という観点で比較をしてみました。
研究開発費の絶対額としては大成建設が一番、
売上高に占める研究開発費の割合も大成建設が一番、
営業利益に占める研究開発費の割合は清水建設が一番となりました。
また各社ともに近年研究開発費を増加させているという傾向が見られ、業界内にいる者として希望が持てる結果となり私としても嬉しいです。
今後も様々な観点からゼネコン各社の比較記事を作成しようと思っています。
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