【就活・スーパーゼネコン5社をランキングで比較】~大手ゼネコン5社を収益性の観点で比べてみた!!~

建設業界

【就活・スーパーゼネコン5社をランキングで比較】~大手ゼネコン5社を収益性の観点で比べてみた!!~

就活生
就活生

スーパーゼネコンのうち、どこ受けたら良いか分からないなー

どの会社も同じに見える。。

べてるぐ
べてるぐ

どこも素晴らしいけど、企業の収益性もひとつの評価軸になるかもね。

しっかりと稼ぐ仕組みが整っている会社は景気の波に強く、安心して長く働けるかもね。

安定した会社に入りたいひとが多いんじゃないかな??

 

今回の比較項目

収益性を比較する指標は複数ありますが、今回は以下の3つの指標で比較してみます。

営業利益率(営業利益÷売上高)

売上高に占める営業利益の割合です。

簡単に言うと、売上1円のうちいくらの利益を上げられるか?という指標です。

企業の収益性の高さと言えます。

※営業利益とは
売上高から売上原価、販売費、一般管理費などを除いた価格です。
売上から材料費、人件費、建設機械レンタル料など、様々なコストを除いた利益になります。
建設工事に伴って得た利益と理解すれば問題ありません。

経営資本回転率(売上高÷経営資本)

経営資本(企業活動に直接関係のない資本を控除した資金)に占める売上高の割合です。

簡単に言うと、1円の資本でいくらの売上を上げられるか?という指標です。

企業の投資効率の良さと言えます。

経営資本営業利益率(営業利益率×経営資本回転率=営業利益÷経営資本)

経営資本(企業活動に直接関係のない資本を控除した資金)に占める営業利益の割合です。

簡単に言うと、資本1円でいくらの利益を上げられるかという指標です。

上記の2指標から計算され、企業の収益性の高さと投資効率の良さを総合的に評価する指標となっています。

従業員一人あたりの営業利益(営業利益÷従業員数)

従業員一人あたり、いくらの営業利益が出ているのかも併せて計算しました。

一人当たりの利益が大きいということは、より効率的に利益を生み出す仕組みが整っていると考えられます。

企業の競争力の高さを測る重要な指標です。

比較結果

早速結果を示したいと思います。

今回は、スーパーゼネコン5社の2016年度~2019年の年度を比較してみました。

なお、各社ともに子会社、関連会社をあわせた連結の結果です。

営業利益率の比較

 

大成建設の高さが際立ちます。
2016年度~2019年度の平均のランキングは以下のようになります。
1位:大成建設 (0.099)
2位:鹿島建設 (0.081)
3位:清水建設 (0.074)
4位:大林組  (0.072)
5位:竹中工務店(0.070)

経営資本回転率の比較

 

大成建設と竹中工務店の高さが際立ちます。
2016年度~2019年度の平均のランキングは以下のようになります。
1位:大成建設 (1.600)
2位:竹中工務店(1.572)
3位:清水建設 (1.337)
4位:大林組  (1.221)
5位:鹿島建設 (1.052)

経営資本営業利益率の比較

 

やはり大成建設の高さが際立ちます。
2016年度~2019年度の平均のランキングは以下のようになります。
1位:大成建設 (0.159)
2位:竹中工務店(0.110)
3位:清水建設 (0.099)
4位:大林組  (0.087)
5位:鹿島建設 (0.085)

従業員一人あたりの営業利益の比較

こちらもやはり大成建設の高さが際立ちます。
2016年度~2019年度の平均のランキングは以下のようになります。
1位:大成建設 (10.78)
2位:大林組  ( 9.35)
3位:鹿島建設 ( 8.30)
4位:清水建設 ( 7.43)
5位:竹中工務店( 7.03)

まとめ

今回はスーパーゼネコン5社について、収益性(企業の収益性の高さと投資効率の良さ)という観点で比較をしてみました。

大成建設の収益性の高さが際立つ結果となりました。

もちろん企業比較の軸は収益性だけではありません。

今後も様々な観点からゼネコン各社の比較記事を作成しようと思っています。

 

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