スーパーゼネコンの先端技術~大手ゼネコン5社の注目の自動施工技術まとめ~

建設業界

スーパーゼネコンの先端技術

~大手ゼネコン5社の注目の自動施工技術まとめ~

 

「2025年度までに128万人の技能労働者が減少する」ことが日建連の試算に示されています。

上記の試算からも建設業界の生産性の向上は重要な課題であり、各社人力に代わる自動施工技術の開発に力を入れています。

今回は私が注目するスーパーゼネコンの自動施工技術をまとめてみました。

鹿島建設【A4CSEL®(クワッドアクセル)】

A4CSEL®は、汎用建設機器の自動化技術です。

2024年完成予定の秋田県 成瀬ダムでは、23台のダンプトラックやブルドーザー、振動ローラーなどの重機が自動運転により24時間休まずに工事を行っているようです。

建設現場が大きく変わろうとしています。

参考

・鹿島建設、土木をコードで書きかえろ
・鹿島建設、A4CSEL®(クワッドアクセル) 建設機械の自動化による次世代の建設生産システム

 

大成建設【T-iROBOシリーズ】

大成建設も自動施工技術の開発に力を入れています。

T-iROBOというシリーズ名で各種自動化施工ロボットの開発を行っています。

鉄筋の自動結束ロボット

コンクリート床仕上げロボット

ロボットによる柱鉄骨の現場溶接自動化工法「T-iROBO® Welding」

参考

・大成建設、T-iROBOシリーズ

清水建設【シミズ・スマート・サイト】

清水建設は、「シミズ・スマート・サイト」というAIを搭載した自立型ロボットが人間と連携して作業を行う現場を目指して自動施工ロボットの開発を進めています。

参考

・清水建設、自律型ロボットが連携 「シミズ・スマート・サイト」が 現場を変える!

 

大林組【バックホウ自律運転システム・自動搬送システム「低床式AGV」】

大林組も自動施工技術を開発しています。

耐火被覆吹付けロボット

自動搬送システム「低床式AGV」

参考

・鉄骨柱・梁の溶接作業のすべてを自動化する「現場ロボット溶接工法」を開発

・大林組、土砂の積み込み作業を自動化するバックホウ自律運転システムを開発

 

竹中工務店【自走式墨出しロボット】

竹中工務店は少し変わったロボットを作っています。

レーザー測量機を内蔵しており、指定された場所にロボットに搭載されたペンで床に絵や文字を書くことができるそうです。

参考

・竹中工務店、自走式墨出しロボット

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