【書籍紹介】最高の体調 鈴木祐 著

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【書籍紹介】最高の体調 鈴木祐 著

皆さん体調はいかがでしょうか?コロナ渦にやられていませんか?

今回は、まさに今読むべき1冊【最高の体調】鈴木祐 著の読書アウトプットです。

【書籍紹介】最高の体調 鈴木祐 著

鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下 不眠、弱い意志力など、現代人が抱える一見バラバラに見える問題の根っこには共通点がある。これまで人間の体は長い歴史の中で環境に適応するように進化してきたが、現代の急速な生活環境の変化に進化が追いついていない。その遺伝と環境の不調和が現代人が抱える様々な不調【現代病】の共通原因である。

現代人が抱える「文明病」の正体

キーワードは炎症不安

炎症

炎症とはヒトの細胞レベルで起きる火事のようなもの。
怪我や打撲によって赤く腫れ上がる炎症は体が受けたダメージを取り除こうとする体の免疫反応である。
実は体の中でも同様の炎症がおきている。わかりやすい例が、アレルギー反応、感染による発熱などである。
こうした炎症が長期に長引くと、血管や細胞といった周辺組織にまでダメージが及ぶ。
人体を守るために免疫システムが激しい戦いを繰り広げている状態といえる。
本書の中では、「戦争が長引いたせいで水道管や電線が破壊され、やがて国力が下がっていくのに似ています」と紹介されている。
実はこの炎症がうつ病や糖尿病など様々な不調の原因であると考えられているそうだ。

不安

本書では人間が本来持っている不安を感じる能力が、現代にミスマッチしているとある。
本来生物が持つ不安というものは、「この体を食べると体を壊すのではないか?」、「目の前の草が動いたのは、奥にライオンが居るのではないか」という類の、目の前に迫った危険への対策を促すためのシステムであった。ところが、現代人が抱える不安とは、不安定な仕事、金銭的な悩みなど、長期的で不明瞭な物である。そのため、不安のアラームが常になり続けるといった誤作動を招く。そのような状態を本書では芥川龍之介の遺書から引用し「ぼんやりとし不安」としている。

文明病とは、現代人が抱える不安と炎症による負のスパイラルである

現代人が抱える「ぼんやりとした不安」が、脳に炎症を引き起こし、それに伴い増強された不安がさらなる炎症を引き起こすという流れである。
そんな負のスパイラルを断ち切る行動習慣として以下のような実践ガイドが示されている。
本書には数多くの具体的な解決策が示されているが、本書を読んで私が今後実践しようと思ったことを紹介する。

私の実践リスト

腸内環境の改善

腸内環境を改善する。腸内環境が悪化すると、腸の粘膜をつなぐ結着細胞が壊れ、リーキーガット(腸の粘膜に微細な穴があき、ウイルスや細菌が血管内に漏れ出す現象)が発生する。

改善策

・抗生物質を極力使わない。(一度腸内環境が悪化すると再生には半年を要する。)
・プロバイオティクスのサプリを摂取する。
・食物繊維を多く含んだ食材の積極的摂取(ごぼう、海藻、きのこ類)。

環境を使ってストレス発散

当たり前ですが、住環境というのは体調に大きく影響を及ぼします。

本書では、公園など自然の多い環境が副交感神経を活性化し、体内の炎症を回復させるという研究結果が示されています。

改善策
・少なくとも週に1回は公園でグリーンエクササイズ

言い換えの習慣化でメンタル強化

ストレスや緊張を感じた時に、「楽しくなってきた!」、「興奮してきたぞ!」と自分に言い聞かせるだけで「緊張」が、「興奮」に変わる。

改善策
・言い換え「リアプレイザル」を習慣化し、ストレスに強いメンタルを手に入れる。

中~高強度の運動で脳を鍛える

中~高強度の運動は脳のパフォーマンスを高めるそう。
改善策
・週2回は45分以上の中~高強度の運動を行う。

マインドフルネスで自己観察能力の向上とストレス解消

こちらについては筆者が既に習慣化しているもので、非常に高い効果を時間している。また本書では1日に30~40分の瞑想を8週間継続した場合、薬物療法と同じレベルで不安と鬱を和らげる効果が確認されたという実験結果が示されている。

改善策

・現在筆者は1日25分程度のマインドフルネスを実施しているため、30分を目指して引き続き実行する。

最後に

上記の実践リストは本書で紹介されている方法のほんの一部分です。
本書ではまだまだ沢山のアドバイスが紹介されています。
これだけ多くの知識がたった1,600円で購入できるなんて、本当にありがたいです。私も何度も読み返して少しずつ自分の習慣を変えていきたいです。

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